「金魚妻」4巻ネタバレ感想・あらすじ【画像・無料立ち読み情報掲載】

金魚妻作品概要
金魚妻4巻内容
・又鬼妻(マタギツマ)
主人公:宍戸もみじ
25歳 職業デリヘル嬢
にこやかな笑顔の裏には複雑な家庭事情がありー。
金魚妻4巻あらすじ(ネタバレあり)
伴走妻
真田早矢は28歳の専業主婦。
一時はフルマラソン3時間を切る市民ランナーだった。
夫の颯太は2年前妻に先導され、初めてフルマラソンに出て完走し、走ることの楽しさに目覚め、マラソンサークルを立ち上げる。
そんな中颯太はサークルの坂木という美人妻といい関係になりそうになるが未遂で終わる。
サークルの合宿が近づく中、坂木から連絡が入る。
「夫が心配症で私一人では行かせてくれないので、夫も参加という形を取りたいんですが。」
部屋の都合上、参加予定の早矢に事情を説明し、合宿を辞退してもらう。
そのやり取りの中電話口の向こうで、行為を始める坂木夫妻。
刺激を受けた颯太も電話が終わりすぐに早矢を抱いてしまう。
サークルの合宿が始まり、坂木さんが走り始めた事情を知る颯太。
「夫が酒にはまり、思い出のグラスを割られたから、ショックを解消するためにマラソンにはまった。」
夫とも会話を持つ颯太。1日30分の有酸素運動を続ければ若返り、酒への依存症も治ると話す。
やる気になった夫は張り切って走り出す!
そんな中颯太は2年前を思い出す。
2年前妻が勝手にフルマラソンにエントリーし、颯太はフルマラソンに出ることになる。
フルマラソンの練習を始めたとき、苦しさのあまり妻にある言葉を放ってしまう…。
「俺が完走できなかったら早矢にはマラソンをやめてもらうからな!!!」
その言葉がプレッシャーとなる早矢。
そうとは知らず徐々にマラソンにハマる颯太。
そしてマラソン当日、颯太の言葉が重荷となり、マラソンは早矢にとって拷問になっていた…。
そして早矢は走ることをやめ、酒に逃げ場を求めたのだった…。
坂木夫婦を見て反省した颯太。
早矢に謝罪のLINEを入れる。
早矢は過去の自分の思いを吐露する。
「フルマラソンに勝手にエントリーしたのは悪かったけど、颯太と一緒に走りたかったんだもん。」
「じゃぁ今から走ろう!」
颯太はそう答え、合宿所のホテルから、早矢の待つ自宅へと走って向かう。
距離はおよそ100キロ…。
そして走り出す準備をする早矢!
「早矢ー!!!」
妻の名を叫びながら走る颯太の描写で物語は終わる。
感想
金魚妻シリーズには珍しく、不倫している描写がなく、夫婦間の真っ当な体を重ねる描写だけ。
早矢はショートカットの人妻なのですが、シリーズ中トップを争う可愛さのキャラクターです!!!
⇐見てください、この可愛さ!
(出典:黒沢R「金魚妻」4巻)
この話は不倫を誰もしませんが、この話での「一線を越える」は「酒に逃げてしまうこと」ではないのかと思います。
何かツライことがあり、不倫に走ってしまう人妻たち。
何かツライことがあり、酒に走ってしまう早矢。
行為は違っても、ツライことから逃げるため、ある一線を越えその行為にいたってしまうという点が共通しています。
「金魚妻は」何かから逃げるため、癒されるために不倫する人妻がメインで描かれていますが、決して不貞な行為だけを取り上げて描いているのではなく、酒、不倫に逃げてしまう人間の弱さ・癒し・再生を描いている作品です。
このマンガ決してエロティックな描写だけが魅力なのではなく、緻密な人間描写が最大の魅力なのだと感じます。
まとめ
今回は話題の不倫オムニバス劇「金魚妻」4巻を紹介させていただきました。
「伴走妻」は夫が不倫しそうになりますが、今のところしてません。
続編でどちらかがするのかも…。
続編が楽しみなエピソードではあります!
人間描写が緻密な作品とはいえ、大人向けな描写も多いので青少年は読むの注意してくださいね!
今日もあなたに良き読書ライフを☆