「金魚妻」2巻ネタバレ感想・あらすじ【画像・無料立ち読み情報掲載】

マンガコンシェルジュ☆マンガ好きKです。
今日は人妻たちが不倫に走る過程を描いた漫画「金魚妻」第2巻のレビューをお届けします!
大人向けの描写が多い作品ですので青少年は注意★
金魚妻2巻内容
・頭痛妻
主人公:田口慈子(ひさこ)
40歳のタワーマンションに住むセレブ妻。ホームレスの男と不倫中。原因不明の頭痛に悩まされている。
・芳香妻
主人公:軒端薫(のきばたかおる)
45歳の会社員。外見は30歳にみえる!会社の飲み会の帰り、若手の男性社員の相談に乗るが…。
・園芸妻
主人公:宮園花純(かすみ)
暴力的な夫に支配される28歳の妻。夫に義弟との関係を強要され…。
・金魚妻2
主人公:平賀さくら
支配的な夫から逃げ出している24歳専業主婦。趣味の金魚で通いだした金魚屋の主人と関係を持ち…。
主人公:保ケ辺朔子(ほかべのりこ)
・弁当妻その後
タワマン暮らしの27歳専業主婦。夫の変わった性癖により、夫の会社の後輩と関係を持ち…
上記5エピソードが2巻に収録されています。
今回はこの中でも一番衝撃的な「園芸妻」のエピソードをネタバレ交えて紹介していきます(*^-^*)。
「園芸妻」あらすじ(ネタバレ含みます)
宮園史久は実家で兄夫婦と同居する独身男。
母が亡くなってからは義姉の花純が家の主導権を握っている。
姪の紀里も可愛く、平和な生活を送っているように見える。
しかしこの家には暴君がいた…。
そう、兄の一久である。
一久は滅多に家に寄り付かないが、時々思い出したように帰ってくる。
一久と花純で遊ぶために。
この日も帰ってきた一久は妻の花純に裸になるよう強要する。
そして姪を保育園に送り帰ってきた史久に、裸の花純を見せこう言う。
「史久、俺の代わりに、お前がこいつとヤレ!」
一久は見知らぬ女性をレイプした復讐として男根を切り取られてしまっていた。
史久は過去の苦い思い出を思い出す。
元々花純はホームセンターの園芸コーナー担当で、一久・史久の母とも仲が良い女性だった。
そんな花純に密かに史久は惚れていた。
そして一久も金になる獲物の一人として花純を知っていた。
ある日ホームセンターから花純の姿が消える。
そして数か月後、兄の一久が妊娠した花純を連れてくる。
兄を問い詰める史久。
「彼女に何をした!?」
「強引な手段なんか使ってないぜ。
ああいう女は好青年のふりして近づいて、取り返しのつかないところまで関係を作っちまえばいいのよ。」
史久は傷つきながらも、花純を義姉として受け入れる。
そして今、兄に義姉との関係を強要され、罪悪感を感じながらも義姉を犯す史久。
「ガンガンやれ、史久!たっぷりと俺が仕込んでやったからな!」
そして行為の最中、史久は花純からこう囁かれる。
「一久の食事に花を入れました…。庭に咲く毒を持つ白い花を…。」
この白い花に毒があるのを花純に教えてのは一久・史久の母であった…。
一久は昔は心優しい少年であったが、家族を蔑ろにする父から暴力を振るわれ、悪魔へと変貌した。
母は一久を変えてしまった夫が許せず、夫を殺すため毒のある花を育て、料理にして食べさせ殺したのだった。
そして夫の死体は家の裏に埋めたことを花純にだけ伝えていた。
そして毒を盛られ絶命した一久は、父同様家の裏に埋められる…。
二人に殺人の罪悪感は無かった。
一久の今までの仕打ちへの怒りが罪悪感を打ち消していた。
「これからどうしましょうか…?」
史久に問う花純。
「紀里が…弟と妹が欲しいと言っていました。」
数年後、弟と妹に家の裏の花を見て話しかける紀里。
「見てみてこの花…。怖いね~」
そこには史久の父と兄である一久の死体が埋まっており、その上に花純が植えた金魚草が…。
その咲く姿はまるで…
(園芸妻おしまい)
金魚妻2巻「園芸妻」感想
いやー、めっちゃ怖い話でした!!!!
女の怨みは怖い!!!最後のページは何回見ても鳥肌が立ちます!!!
と最後の金魚草の不気味なこと、不気味なこと!
題名に掛けたうえ、金魚草の姿かたちをそんなところに利用してくるのかい!!!!と唸らせてくれる秀逸なオチでした!!!
上のあらすじだけでも十分話は伝わるんですが、この作品の持つ怖さは実際に読んで感じてみることをオススメします!
今のところ金魚妻シリーズの中で一番完成度の高い作品です!!
ただ殺人の罪悪感って怒りで簡単に打ち消されるものなのかという疑問は残ります。
作品の設定として納得は出来るんですけど、実際問題どうなのかなと。
怒りは怒りで罪悪感とは別なのではと僕は考えます。
僕は相手が殺そうとしてこない限り、人を殺すべきとは思いませんし、ひどい目にあわされているなら、逃げるなり、抵抗をするべきだと思います。
なぜなら人を殺した罪悪感は一生ついて回ると思うから。
ちょっと話が暗くなりましたが、総評としてはこの話は
完成度が高く、短編としては満点があげれる作品です。
この話原案にして映画作っても面白いんじゃないかなと思いました!
この話の妻が越えた一線とは、義弟との肉体関係ではなく、夫への殺意の実行ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
一線を越える人妻たちを描いた「金魚妻」第2巻。
その中でとっても怖いエピソード「園芸妻」をレビューさせていただきました。
この漫画の魅力は人妻の心の痛み、そして癒し、再生を描く人間ドラマが丁寧に描かれている点です!
エロティックな描写が多いですが、丁寧な心理描写が最大の魅力です!
刺激に敏感な青少年はご注意を!(笑)
あなたに良き読書ライフを☆