きまぐれオレンジロード最終回ネタバレ|愛蔵版との違いも比較

『長かった三角関係が遂におわる!感動のラスト』
少年誌での恋愛漫画の原点といっても過言ではない名作漫画「きまぐれオレンジロード」の最終回について解説していきます。
この記事では、これまで3万冊以上の漫画を読破している筆者が、きまぐれオレンジロードを徹底的に解説していきます。 ☑最終回のネタバレ ☑きまぐれオレンジロードを全巻無料で読む方法 ☑愛蔵版とコミックス版最終回の違い ☑聖地の場所について ☑きまぐれオレンジロード最終回を読んでみた感想
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もくじ
『きまぐれオレンジロード』最終回のネタバレ
きまぐれオレンジロード最終回直前までのあらすじ
中学3年生の春日恭介はカメラマンの父、双子の妹まなみ・くるみとともにある街に引っ越しをして来る。
実は春日一家は超能力一家で、今回の引っ越しの理由も、前の街で超能力のことがバレそうになったためであった。
恭介は新しい街にやってきた初日、鮎川まどかという美少女と知り合う。
その後転校先の中学でまどかと再会するが、まどかはツッパリ少女として知られた存在であった。
そしてまどかの後輩の檜山ひかるは、恭介がバスケットボールをコートの端から投げてゴールしたのを目撃し(実は恭介の超能力によるもの)、恭介に惹かれ積極的にアプローチをかけていく。
まどかのことが気になりながらも、ひかるの情熱的なアプローチに心揺れる恭介。
周りからひかると恭介はカップルと見なされているが、まどかも恭介に惹かれている様子を時たま見せる。
そんなはっきりしない三角関係が3年間続き、恭介とまどかは高校3年になっていた。
そして高校生活最後の夏、遂に三角関係に終止符が打たれる時がやって来る。
夏休み明けの学校は、まどかの噂でもちきりであった。
オーディション番組への参加、アバカブでのバイトが学校にバレ、まどかは停学処分を下されそうになっていた。
当のまどかは学校を休み、芸能事務所からの誘いもすべて断り、両親のいるアメリカへ行く決心をする。
恭介への思いが胸に残るが、可愛い妹分のひかるのことも裏切れないまどかはその板挟みに苦しんでいた。
まどかが停学にならないことを知って安心したひかるは春日家に遊びに来て、恭介を待つ。
ひかるはその間にまなみから恭介が大事にしている麦わら帽子のことを尋ねられる。
その麦わら帽子はまどかがかつて大切にしていたもので、恭介たちが転校してきたころからまどかがかぶっているのを見なくなったことを思い出すひかる。
そして麦わら帽子をキッカケにひかるの記憶の中で疑問になっていた点が結びつき、雨の中町へと飛び出していくひかる。
一方まどかは酔っぱらってバイト先であるアバカブにたどり着く。
まどかの状態を心配したマスターは何があったのかと聞く。
まどかは恭介への気持ちと、恭介とのことを応援するとひかるに約束したことの板挟みになり苦しんでいたことを打ち明ける。
酔い潰れたまどかに毛布を掛け、店じまいに外に出るマスター。
しかし店先にはひかるが座り込んでおり、まどかの言葉をすべて聞いてしまっていた。
3年間もまどかや恭介が自分に隠し事をしていたことに深いショックを受け、アバカブから走り去っていくひかる。
まなみは恭介に今日あったことを全て話し、ひかるに本当のことを知られてしまったことを謝る。
恭介は「自分が優柔不断なせいだ」と言って、まなみを責めることはしなかった。
翌日恭介はまどかの家を訪れるが、終日留守であった。
街を探し上げ、夜のライブハウスでまどかを見つけ、埠頭に誘う恭介。
そこで恭介は「もう優柔不断はやめる」と意を決して告白しようとするが、まどかは「自分はアメリカに行くことに決めた」と恭介の告白をさえぎってしまう。
きまぐれオレンジロード最終回「永遠の夏」ネタバレ
アメリカへと旅立つまどか
まどかのアメリカへの旅立ちの日、クラスメイトやアバカブのマスター、恭介とくるみ・まなみが見送りに来る。
恭介と見つめ合うまどか。
2人はともに先日の埠頭での出来事を思い出していた。
埠頭ではこんなやり取りがあった。
アメリカへと行き、自分の気持ちが言える決心がついたら日本に帰って来ると言うまどか。
自分はきまぐれだからその日がいつになるかわからないけどと付け足すまどかに、「いつまでも待ってる」と恭介は答える。
そして自分のひかるに対する気持ちは妹に対するような「Like」で、まどかに対する気持ちは「Love」だと恭介はハッキリと言う。
三角関係の終わり
まどかの乗る飛行機が滑走路に出てきたところで、ひかるが遅れて到着する。
ひかるに土下座で謝る恭介。
ひかるは恭介に立つように言い、恭介の横っ面に思いっきり強烈なビンタをくらわす。
続けてひかるはまどかの元へ行き、恭介が本当はまどかのことが好きなのはショックだったけど、まどかを好きな恭介の為にも早く帰って来てほしいと言ってまどかを抱きしめる。
まどかはアメリカへと旅立ち、ひかるは自分が恭介を今まで独占してきたのでこれからは自由になって欲しいと身を引く。
まどかと恭介の再会
翌年、恭介が無時大学に進学したころまどかが日本へと帰って来る。
2人は4年前初めて出会った99段の階段で再会する。
恭介はまどかに訊く。
「Like or Love?」
まどかは
「Like」
と答え、それを聞き拍子抜けする恭介。
まどかは構わずこう続ける。
「限りなくLoveに近い…ね」
そして2人は口づけを交わし、長い遠回りの末無事結ばれたのであった。
(きまぐれオレンジロード・完)
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愛蔵版とコミックス版の最終回の違いを比較
愛蔵版(文庫版)とコミックス版では微妙に最終回のニュアンスが違ったモノになります。
コミックス版もジャンプ掲載版から45ページも大幅に加筆したものになりますが、愛蔵版(文庫版)では更に細かいシーンが書き加えられています。
①コミックス版ではひかるとまどかの空港でのやり取りはあっさりしているが、愛蔵版(文庫版)では4ページに渡って2人のやり取りが加筆されている。 ②まどかの出立後、ひかるが恭介に語りかけるコマのセリフが違う。 ③ラストで恭介とまどかの再会シーンが2ページ強加筆されている。内容は変わらないがまどかの気持ちがわかりやすくなっている。 ④最後の見開きと恭介のセリフが加筆。
著作権の関係もあるので全部のコマは載せられませんが、引用の範囲内で掲載し違いを説明させていただきます。
①ひかるとまどかのやり取りが大幅に加筆
【コミックス版】
⇒
【愛蔵版(文庫版)】
⇒
と上記のように愛蔵版ではこれからまどかとひかるの本音のぶつかり合いが始まり、コミックス版のまどかの「…ひか…る」のコマに繋がっていきます。
結構バチバチに本音を言うんですが、加筆された文庫版の方がひかるらしさがよく現れていて僕は好きです。
②恭介に語り掛けるひかるのセリフ
内容はコミックス版ですと「今までひかるが恭介を独占してきたから、これから恭介には自由になって欲しい」とひかるが自分のこれまでを反省するセリフです。
愛蔵版(文庫版)では「まどかさんはきっと帰って来るから頑張ってください!」といった感じの恭介を激励する内容に変わっています。
③再会したまどかと恭介のセリフ
基本的な内容は変わりませんが、コミックス版では大幅に短縮されていた2人の会話が2ページほど加筆されています。
④最後の見開き、そして恭介の独白。
2人がキスするシーンのあとに夏の青空と麦わら帽子が描かれた見開きが加筆。
そして最終ページで恭介のセリフが加筆されています。
恭介のセリフは「ねえ、鮎川。驚かないで聞いてくれ。実は俺…」といった何かの告白になりますが、その内容が何なのかまでは明らかにされていません。
これは一体何なのかすごく気になりますが、そういったモヤモヤを残すためにまつもと泉先生がわざと加筆したのだと思います。
漫画『きまぐれオレンジロード』最終回を読んだ感想
僕は正直リアルタイムで読んだ世代ではないのですが、「ラブコメの名作ということでマンガ好きとして読まずにはいられない(`・ω・´)」と変な使命感を感じて大学時代に読みました。
正直な感想は「恭介が羨ましすぎる!!」ですw
僕もこんなヤキモキしてときめく青春時代を送りたかった(泣)
今とは違い携帯もパソコンもほとんど普及していない時代が舞台ですが、こういった煌めく青春はいつの時代も存在しているのだなしみじみ思いました。
まぁ存在はしているけど経験はしていないんですけどねw
恋愛日照りの僕を潤してくれる正統派のラブコメでした(*^^*)
ちなみに僕はひかるちゃん推しです。
きまぐれオレンジロードの聖地の場所について解説
まつもと泉先生の出身地でもある富山県高岡市の高岡古城公園が恭介とまどかが初めてデートした公園のモデルであると言われています。
実際に高岡市の商工会議所HPにも漫画のコマと公園の写真が比較で掲載されており、今でもこの聖地を訪れる方がいるみたいです。
作者のまつもと泉先生の訃報について
2020年10月6日に作者のまつもと泉先生が享年61歳でお亡くなりになられました。
脳脊髄液減少症というご病気で入院されていたそうですが、同時に心臓にも不安を抱えており、残念ながら息を引き取られたとのことです。
きまぐれオレンジロードというラブコメの名作を送り出していただいたこと決して忘れません。
ご冥福をお祈りします。
漫画『きまぐれオレンジロード』最終回のネタバレと感想まとめ
とても感動的なラストですが、ジャンプ版、コミックス版、愛蔵版(文庫版)で違いがあります。
ですが愛蔵版(文庫版)を読んでおけば間違いありません。
ジャンプ版は駆け足で終わってしまってますし、当時の掲載号を手に入れるのは難しいかと。
単行本でもいいんですが、さらに加筆され、また全巻無料で読める愛蔵版(文庫版)がオススメです。
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最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)