漫画「自殺島」最終回のネタバレ感想|カイとの対決後、解放される島

『”生きる”とは何なのか?』
今回は森恒二先生の大人気漫画「自殺島」の最終話についてネタバレ交えて解説していきます。
この記事では、これまで3万冊以上の漫画を読破している筆者が、自殺島最終話を徹底的に解説していきます。 ☑最終巻のあらすじ(ネタバレ) ☑最終回を読んだ感想 ☑自殺島の評判・口コミ ☑自殺島を無料で読む方法
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もくじ
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漫画『自殺島』最終17巻のネタバレ
カイの策略とリョウの死
セイとリヴの結婚式は無事終わり、そのままの勢いで男女分かれての飲み会といった形になる。
皆が盛り上がっている中、ただひとり離れたところで沈んでいるリョウ。
皆が前向きに生きる目的を見つける中、リョウはまだ前を向けずにいた。
何とか前を向いていこうと決意し、皆のもとに戻るリョウだがその途中カイの監禁されている男子トイレの前を通る。
すると中からカイのうめき声が聞こえ、同情したリョウはカイの話を聞く。
こんな便所では死にたくない、せめて静かな場所で自殺するのを見取って欲しいと頼むカイを哀れに思い、リョウはカイを開放する。
そのときトイレに起きてきたミキとリヴがリョウがカイを開放しているのを目撃し、止めるよう言う。
リョウはこのままではカイがかわいそうだと言い、カイを擁護する。
しかしカイは擁護するリョウを背後から刺し、それを見たミキは気を失う。
カイはリヴを人質に取り、山へと逃亡する。
その後目を覚ましたミキの悲鳴で集う仲間たち。
リョウは仲間たちにメッセージを伝えると安らかな表情で旅立っていった。
カイとの対決。
愛犬のイキルとカイとリヴの行方を追うセイ。
カイは見晴らしのいい草原地で木にリヴを縛り付け、セイの到着を待っていた。
カイとリヴを発見したセイは、むやみに飛び出せばリヴを助けられないと判断し中々動くことが出来ない。
カイはセイが既に近くに来ていて救出の機会をうかがっていると推測し、リブの手首をナイフで切り、セイに出て来るように叫ぶ。
もはや猶予のないセイの前に、以前鹿狩りのあとに出会った先住の島民が現れる。
彼にマントをかぶせ自分の代わりにして、セイはその間にカイの近くへと移動する。
セイに扮した先住の島民を遠目に見ながら何かがおかしいと感じるカイ。
そしてカイが後ろを振り返ると、セイが弓矢を構えカイに照準を合わせていた。
カイは急いでリヴを殺そうとするが、セイの矢で胸を貫かれ息絶える。
『自殺島』最終話「イキルの島」ネタバレ
リヴを救い出したセイは仲間の待つ学校へと帰り、カイを殺したことを報告する。
そして皆でリョウの葬儀を行う。
スギが別れの言葉を述べ、みな涙を流しながらリョウに別れを告げる。
リョウの葬儀を終え、海岸線を歩いていると港に船が数隻着いているのが見える。
同時にヘリも飛来しており、ヘリからこの島が開放されたことが伝えられる。
その後自殺島は「イキルの島」と改称され特別自治区として、島の住人とNGO団体による自殺未遂者の更生プログラムに活用される。
数年の月日が流れ、セイはリヴ、そして「リョウ」と名付けた息子と、このイキルの島で幸せに暮らし続けているのであった。
登場人物のその後
セイとリヴ
息子のリョウが生まれた後、セイが狩りと島のガイドをしながら入江の家で3人で暮らしている
スギ
島の日々を描いたルポがベストセラーになり、その売り上げを島の運営にあてている。
管理者として島に残り、更生プログラムに協力している。
ミキ
島から離れたあとはNGO団体に入り、島と本土の懸け橋になっている。
タエとボウシ
ボウシは島の道具屋として、タエは島唯一の看護師として健在。
ケン
農業に勤しんでいる。
ナオ
島唯一の食堂をレイコと運営。
トモ
島内の連絡係を担い、島への訪問者の案内人役をしている。
リュウとレイコ
2人は結婚し島に残り、リュウは学校村の村長を、レイコはナオと一緒に食堂を運営。
オダ
島から離れ、自殺島のルポを発表するがスギの作品に押されあまり売れず。変わらずルポライターをやっている。
「自殺島」最終巻を読んだ感想
リョウの死ぬシーンは涙なしでは読めない
カイに刺されたリョウが仲間の一人一人に声を掛けて、最後は死んだ彼女とあの世で再会するシーンは涙なしでは読めません。
作中では一見明るいキャラクターでしたが、その明るさの裏には死んだ彼女の元へと行きたいという思いが潜んでおり、最後まで前向きに生きることが出来ず、残念ながらカイに殺されてしまいます。
しかし本人は生きることより死ぬことを望んでおり、読者や他の自殺島の仲間からはその死を惜しまれますが、リョウ本人としては思い残すことなく逝くことが出来ました。
作中で何度も人の生死は描かれましたが、このリョウとの別れは一番悲しくそして感動させられるシーンでした。
そして彼女とあの世で再会するシーンは胸が切なくなり、今でも読むたびに涙がこぼれてしまいます(´;ω;`)
リョウの葬儀でのスギの別れの言葉が深すぎる
セイが戻ってきた後にリョウの葬儀が営まれます。
そこでスギが別れの言葉を述べるんですが、それが泣かせる深い言葉なんです。
生きることの大切さを本当に深く教えてくれるようで、このシーンも涙なしでは読めません(´;ω;`)
リョウは1巻からずっと中心的な役回りを負っていたので、自然とこちらもリョウに感情移入してしまったようで、彼の死はかなりツライものでした。
スギは16巻のリヴとセイの結婚式でも神父役を務め、結婚の誓いの言葉を述べていました。
こちらもかなり感動的な言葉なので、泣きたい人は是非ご覧ください。
現代文明社会では実感しにくい「生きる」感覚。それを問いかけてくれる作品。
この作品は「生きる」とは何かと問うています。
現代では安全な水もあり、食料も不足していない、夏は涼しく、冬は暖かく、ケガをしてもたいていは病院で治療できます。
かなり「生」が保障された環境に生きているのが現代日本に住む我々です。
こんな中では「生きる」ということが当たり前になり、なかなか「生きるありがたみ」を感じにくくなっているのも事実です。
しかしこの「自殺島」では、生きることに絶望した自殺未遂者が文明が存在しない孤島に投げ出されます。
そこで生き抜くことを覚えていく過程で、「生きる」ということの難しさ、そして当たり前と思っている日常の中でも「生きる」喜びが隠れているのだと教えてくれます。
酒やギャンブル、異性に生きる実感を求めることを否定はしません。
ただ快楽と「生きる喜び」は違います。
僕自身も酒やギャンブルに溺れたことはありますが、その刹那は確かに気持ちいいですが、決して満足することはありませんでした。
今は食事が出来て、ちゃんと安全に暮らせて、ほぼ不自由がないこの日本という国で生きていることに幸せを感じます。
そして食事や呼吸する、話をすると言ったささいなことでも喜びを感じられるようになってきました。
そうした僕の人生観にはこの「自殺島」という作品も大きく影響しています。
あとがきで森先生が「君が生きていてよかったよ」と読者に対してメッセージを送っていますが、私からも森先生に「あなたが生きていてこの作品を生んでくれて本当にありがたい」とメッセージをお返しします。
「自殺島」のなんjでの評価
ホーリーランドの千倍ぐらいおもしろいなんj民
どっちも面白い作品です(*^^*)
あんな材料で作った弓矢があんなに高性能なのは解せぬなんj民
まぁ、そこは漫画ということで…。きっとセイもものすごく訓練したんだと思うし…。
いや無茶苦茶面白い漫画だと思うよ
島内の人間模様なんかよく描けてる
でもでもあのラストはああああああなんj民
ラストは賛否両論みたいです(;^ω^)
僕的には納得のラストでしたが。
漫画『自殺島』の基本情報
コミックタイトル | 自殺島 |
コミック作者 | 森恒二 |
出版社 | 白泉社 |
連載誌 | ヤングアニマル |
主人公 | セイ |
連載開始 | 2008年11月 |
舞台 | 現代・孤島 |
ジャンル | サバイバル・ヒューマンドラマ |
価格(税別) | 単行本514円 |
森恒二先生の他作品
ホーリーランド
言わずと知れた森先生の長期連載デビュー作。
ヤングアニマルにて連載。
元引きこもりの神代ユウが下北沢を舞台に「ヤンキー狩り」として、強敵たちと闘って行く。
青春時代のモロさ・儚さを描いた秀作。全18巻。
デストロイアンドレボリューション
ヤングジャンプで連載されたSF・サイキックストーリー。
タイトルからテロを題材にした作品かと思いきや、人間の存在や宇宙、哲学的な要素を含んだ壮大なストーリーの作品。
全9巻。
創世のタイガ
2020年12月現在イブニングで連載中。
卒業旅行中、原始時代にタイムスリップした大学生グループ7人。
文明社会から投げ出され絶望する彼らであったが、ただ一人タイガだけはこの時代に適合し、生きる実感を得ていく。
自殺島を原始時代にしてもっとアクティブにした印象の作品。
だが決して自殺島に似ていないのが面白い。
2020年12月現在7巻まで既刊。
無法島
自殺島の公式スピンオフ作品。
あの島が「自殺島」と呼ばれる以前、重犯罪者を集め秩序も何もない「無法島」と呼ばれていた。
主人公のカイトは家族殺しの冤罪で捕まり、重犯罪者が島流しにされる「無法島」へと送られる。
暴力のみが支配する世界で、彼は一人の傷ついた少女と出会う。
先住さんらしき人物も登場する「自殺島」以前の島での話。
自殺島に比べ暴力描写は圧倒的に多い。
2020年12月現在3巻まで既刊。
漫画『自殺島』ネタバレと感想まとめ
ラストは島が開放され、その後のセイたちの明るい未来が描かれました(*^^*)
リョウが死んでしまったのはとても残念ですが、「生きる」ということをすごく深く考えさせられた漫画です。
今自分には生きる価値がないとか。やる気が起きないと後ろ向きな気持ちがある人は読んでみるコトをオススメします。
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最後まで読んでいただきありがとうございました(*^^*)