サイコサスペンス漫画「虐殺ハッピーエンド」を読んでみた!【ネタバレ感想・登場人物wiki・無料試し読み情報あり】

どうも、漫画大好き34歳マンガ好きKです。
今日は白泉社の漫画アプリ マンガParkで大人気連載中の「虐殺ハッピーエンド」の紹介をしていきたいと思います。
作品概要
タイムリープを題材にしたサスペンス漫画になります。
原作者は「不能犯」の宮月新さん。
作画は「カジテツ王子」の向浦宏和さん。
向浦さんはギャグマンガの印象が強い方なので、最初にこの作品を見たときビックリ( ゚Д゚)しました!
明日など来なければいいと神に願った結果、時間のループに巻き込まれた少年とその妹。
少年は妹を救うため、殺人を重ねていく…
ってこれだけじゃ何のことかわからないので、詳しくはあらすじへGO!
あらすじ
草壁真琴は妹の詩織の入院費用の為、バイトに明け暮れる日々を送る男子高校生。
母親はとうの昔に出ていき、父親は飲んだくれて、真琴に金をせびるサイテーオトコ。
7/10、妹の入院費用を父親に使い込まれた真琴は神にこう叫びます。
「もういやだ…
こんな毎日が続くなら、僕と詩織に明日なんか来なければいい…!」
その直後病院から電話が入ります。
「詩織のドナーがみつかった!」
一転神様に感謝を抱く真琴。
翌朝、新聞配達のバイトで奇妙なことが起こる。
先輩の脇田が昨日と全く同じ頼みをしてきた。
そして昨日(7/10)の新聞がまぎれているのを発見。
社長に報告するが
「何言ってるんだ。ちゃんと今日の日付(7/10)じゃないか?」
と言われ、何とも言えぬ不安感に襲われる真琴。
TVでも今日は7/10といい、病院もドナーなど見つかっていないという。
「おかしい…時間が一日巻き戻っている」
翌日もまた時間が巻き戻り、また7/10を過ごす真琴。
そして時間が巻き戻るたび、急変する詩織の容態。
「まさか詩織も僕と一緒にループを!?」
絶望に打ちひしがれる真琴。
7/10から抜け出さないと詩織は手術が受けられず死んでしまう…!
苦悩する真琴に、バイト先の先輩脇田が金をせびりに来る。
妹の入院費を奪われた真琴は激昂し、脇田を撲殺してしまう…!
「人ヲ殺シタ」
後悔と恐怖にさいなまれる真琴。
だがまたループすれば元通りになると自分に言い聞かせる。
翌朝、脇田の死体が発見される。
「何故だ!? ループしていない! 時間が進んでいる!!」
7/11に進んだ世界。
真琴の手にいつの間にか握られていたおみくじ。
その中にはこう書かれていた…。
<大凶>
<憎むべきものの命 断ち切りて後に 明日への扉開かれん>
苦悩の中、明日へと進む決意をする真琴。
「この手をどれだけ汚しても、詩織!お前を明日へと連れていく!!」
真琴の虐殺の日々が始まる…
登場人物wiki
・草壁真琴
病気の妹の入院費を捻出するためバイトに明け暮れる男子高校生。
つらい境遇でも健気に前向きに生きていたが、神に恨み言を叫んだのを境に、妹ともども時間のループに巻き込まれる。
ループを突破し、妹を助けるため殺人を重ねていく。
・草壁詩織
入院中の真琴の妹。
何の病気かは明かされていない。
ドナーが見つかった矢先、兄と一緒にループに巻き込まれてしまう。
後に真琴とは実の兄弟でないことが判明する。
・新庄弥生
真琴にとって姉のような存在の幼馴染。
後に真琴の共犯となる。
・片桐千春
真琴のクラスでいじめられていた女子生徒。
いじめから救ってくれた真琴に恩を感じ、行動を共にする。
次第に真琴への執着がエスカレートし、異常性を剥き出しにしていく。
・脇田圭吾
新聞販売店での真琴の先輩。
いつも真琴に金をせびるクズ人間。
激昂した真琴に殺される。
真琴の殺人の第一号。
・九十九警部
脇田の殺害事件を担当する警部。早い段階から真琴に疑いの眼を向けている。
真琴と詩織のループにも気付く切れ者。味覚異常者。
・水野
九十九の部下の女性刑事。
推理はあたった試しがない。
感想
ただ単純にタイムリープし未来を変えようとするだけなら今まで色んな作品がありましたが
この作品は、明日を迎えるには、24時まで人を一人殺さなければならないという条件付きのタイムループ設定。
今までにない新しい設定で面白く、その設定を利用した主人公のアリバイつくり、刑事との頭脳戦が描かれていきます。
負ってくる九十九警部と、何とかかわそうとする真琴。
この二人の駆け引きはハラハラが止まりません!
真琴も最初は純朴で健気な青年だったのですが、罪を重ねるに連れ、闇落ちしていきます。
特に眼がドンドン死んでいきます!(怖い)
真琴の闇落ちする様子はデスノートの八神月を思い出させます。
月も連載当初は眼が純粋だったなぁ…。
一巻の表紙も背景「月」だし、意識してるのかなぁ?
そしてお待ちかね、女性キャラ。
まともな女は詩織だけかいっ!!(ずーっと寝てる)
てくらい、最初は普通だった女性キャラがドンドン変化して、怖くなっていきます。
特に真琴を慕う片桐。
共犯関係が徐々に彼女の愛情を屈折したものに変えていきます!
表情も執着心丸出しの醜いものになっていく様は必見です。
この作品の鑑賞の注意点として、殺人の描写は結構グロイものがあります。
グロ苦手な人にはお薦めしません。
ただ絵が綺麗なのでグロイとは言ってもそこまでエグくはない。
殺人を犯しながら、逃走を続ける真琴の今後の展開が楽しみでたまらない作品です。
興味を持たれた方は下の試し読みからどうぞ。
気になる最新巻は?
現在「虐殺ハッピーエンド」は4巻まで刊行中です。
最新刊は5巻になります。
気になる5巻の発売日は2019年3月29日です。
あと一週間で続きが読めるのですごく楽しみです( *´艸`)
というわけで今日はイチ押しのサイコサスペンス、「虐殺ハッピーエンド」の紹介でした!
あなたに良き読書ライフを☆